履歴書に記載する箇所があり、面接でも必ず聞かれる「自己PR」に必要な「長所」と「短所」の見つけ方について、説明したいと思います。
留学生と面談をしている中で、最も時間が掛かるのが自己PRの作成です。基本はPREP法で、①ポイント②理由③事例④ポイントの順番に考えていきます。ですので、最初の言葉は「私の長所は●●です。」から始まることが多いです。留学生の場合も、自己PRくらいまでは学校で作っているケースが多いのですが、内容をチェックしていくと、矛盾を抱えている場合が多いです。
どんな矛盾かというと、長所と短所に正反対のことを挙げているケースなどがあります。例えば、「私の長所は、誰ともすぐに仲良くなれることです」と言っている人に「短所は何ですか？」と聞いたとします。すると、「私の短所は人見知りなところです」と答えるような留学生が多いです。そのような留学生には、「長所ができ過ぎ（やり過ぎ）るとどうなるのか考えてみましょう？」と促しています。長所も短所も表裏一体で、長所が過ぎると弱みになり、短所が強みになる場合もあると思います。矛盾を抱えている留学生に「その長所が発揮できた具体的な事例を聞かせて？」というと、なかなか答えが出てこない方が多いのですが、「その短所が発生した具体的な事例を聞かせて？」というと、すらすらエピソードが出てくる場合が多いです。長所が直ぐに思い浮かばない場合は、短所から考えてみるとスムーズに出てくるかもしれません。その短所から長所を見つけ、自己PRを作ります。
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