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卒業見込み証明書が出ない?!

  就活塾の塾生(専門学校2年生)からの電話。

「学校が卒業見込み証明書を発行してくれないです。。」

 前回の面談時に、ハローワークインターネットサービスから求人を探し、募集要項に【エントリー時に必要な書類】に卒業見込み証明書と成績証明書と記載があったため、学生に取得するよう課題として出していたところ、その学校では、2年生の10月にならないと卒業見込み証明書を発行しないというルールがあるとのこと。

 大学生の場合、だいたい卒業年次の6月頃から発行する学校が多いのですが、専門学校の場合は、このようなことがあるのか?と今更ながら気づいた次第です。

 求人を出している企業も、このようなことを知らずに必須書類として設定しているのでしょうが、就活中の留学生にとっては大いにモチベーションが下がる事態です。

このような事態に対して、ネットのQ&Aサイトに多くの就活生(日本人)が相談しているのですが、対策としては、「企業の担当者にメール等の文書で正直に連絡する」、「企業の担当者にメールや文書に加えて電話をする」などがあります。しかし、留学生にとってはとてもハードルが高いです。

 また、大学生の場合、卒業見込み証明書が出ない=取得単位が低いとみられる可能性があるので、学校から「卒業見込み証明書は一律10月から発行」の文書が欲しいくらいですが、そこまで気を遣ってくれる学校は少ないです。

 

 日本において、政府目標【内閣閣議決定】の留学生就職率50%を超えられない要因としては、このような日本型の横に曖昧で縦に厳しいルール設定が一因としてあるように思います。学校のルールもそうですが、企業の担当者が決めた必要書類のルール、どれもなんの根拠もなく(彼らなりの根拠はあると思いますが)作られ厳守を強いられてしまいます。

 

 先日、別の塾生の就職活動で、ある企業にエントリーシートを提出するサポートを行いました。その企業は大手のナビサイトを活用しており、そのナビサイトからのエントリーシート提出です。そのナビサイトのエントリーシート作成のシステムは、マイページで予め基本情報を入力させ、学歴登録や専攻、ゼミの登録まで大カテゴリーから絞り込み、選択をしていくと完成していく、非常に細やかな仕様となっているのです。しかし、学歴から学校を選択させるのに、50音順で頭文字を選択させ、何十校もある似たような学校名から選択するという面倒くささがあったり(日本**学校という学校は全国に何校あるのだろう。。)、ゼミの内容から大カテゴリーを推測しながら探すという、手書きであれば必要のない複雑さがあります。更に、全ての項目を埋め尽くしたあとに、企業からの質問が別途表示され、延々と終わらないアンケートに回答している感覚になります。もちろん、留学生向けに作られたシステムでないことは、承知しているのですが、日本人学生でもエントリーシートの項目を埋め尽くし、そこで次のページがあるのを気づかずに離脱している学生が何パーセントかは存在しているのでは?と想像できます。

 

 これらの困難な日本型ルールに合わせて頑張って就職活動をしている留学生には、是非とも志望の会社から内定を獲得して欲しいと強く願っております。

 

 

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